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だれもしらないおとぎ話。

いつもどこかで恋してる

カレーライスを作るとき、

「それもう好きじゃん」「違います好きじゃないです!」

 
と、いうやり取りをしたのが確か1週間くらい前。玉城裕規さんのブログをチェックし始めたと言った私に先輩がくださったお言葉。好きじゃないと思ってた。ペダステで理想の東堂さんを見て、そのバックステージでの玉城さんの姿になんだかよくわからないときめきを覚えて、YouTubeに落ちてる動画を漁ってエンドレスリピートしてたけど、好きにはなってないと思ってた。
 
好きだった!!!!!!
 
10月17日に玉城裕規さん主演の舞台「カレーライフ」を観劇してきました。行くつもりなんてなかったのに、直前にチケット探したら見つかっちゃったから!しかも初日!唐突に決まったから当日になっても現実味が無くて、その状態のまま劇場に入って席に座って、ーー舞台の上でケンスケとして生きる玉城裕規さんに心を奪われました。いや、もともと奪われてたけど、それを認めざるを得ないくらい最高の舞台を観てしまったから。
 
「大人になったら、みんなでカレー屋をやろう!」
祖父が亡くなった日、ケンスケ、サトル、ワタル、ヒカリ、コジロウ、5人のいとこたちが約束をした。"じいちゃんのカレー"の味が忘れられず、もう一度よみがえらせようと、5人は誓い合うのだった…。
13年後、大人になったら、なったケンスケは、ワタルを誘って、カレー屋の夢をスタートさせる。アメリカ・バーモント州に留学しているヒカリを訪ね、インドにいるサトルにも会いに行く。ケンスケとワタルはサトルとのカレー対決に勝利し、サトルと一緒に日本へ戻る。
やがて、ケンスケたちは沖縄に向かい、祖父のカレーのルーツに"黄金"が関わっていることを知る。さらに、コジロウの意外な出世の秘密も明らかになっていく。
カレー屋の夢は本当に実現するのか?そして、新しい"じいちゃんのカレー"は誕生するのだろうか!?
 
(カレーライフパンフレットより)
 
 
いちばん最初に思ったこと。「玉城さんのシェフエプロン!」その次に思ったこと。「えっ!?踊るの!?」
初っ端からサックスの演奏に合わせて踊る登場人物たちに驚かされた。なんだか思ってたのと随分違うけど、これから何が始まるのかわからなくて、ワクワクしたのを覚えてる。最初は本当に普通の若者の感覚だったケンスケが、いろいろなところを巡ってたくさんの人に出会って、少しずつその心が変化していく。いや、変化したんじゃなくて、小さな頃のケンスケが戻ってきたのかな。いつかどこかに置いてきた、純粋な気持ち。その気持ちと、それから旅の中で手に入れた、取り戻した"縁"を大切に大切に煮込んだカレーライスだから、じいちゃんの味を越えた新しいカレーライスを完成させることが出来たんだなって。
観終わった後、どうしようもなくしあわせな気持ちになった。いとこ達はそれぞれの道を歩むために、ケンスケに手を振ってあの店を去って行くけれど、遠くにいたってみんなで作り上げた"いとこ風"カレーがある限り、いつだってあの場所で一緒にカレーを作っていると思うと、あのお店にはたくさんの幸せ、優しさ、あたたかさが詰まっているんだなって、そう思えた。ケンスケの、じいちゃんの、みんなの、カレー屋さん、是非とも行きたいんだけれど、どこにあるんだろう?
 
この物語を通して私は確かにケンスケに恋をしていた。最初から最後までケンスケがかわいいんだよ。今時の若者らしかったり、無邪気だったり、あほだったり、寂しがりやだったり、お茶目だったり、いろんな表情を持っているケンスケを見事に表現する玉城裕規に惹き込まれた。
 
個人的に好きなのは対チナツさんのケンスケなんだけど、「もしよかったら一緒にご飯とか」って誘おうとした途中でワタルと山川さんが帰ってきて全力でノート投げて悔しがったところとか、脈ありだと思ってたチナツさんに「チナツさんも一緒に沖縄行こうよ!」って言ったら「私彼氏いるから」って断られて「え、ちょっとプチパニック」って言うところとか、大変かわいくてはなまるあげたい。ケンスケくん、私を沖縄に連れてって!って感じ。
後はサトルとの料理対決で突然始まったケンスケとワタルのダンス(?)がなんていうかもうかわいいが振り切れてて優しい気持ちが溢れた。「うお、完食!」とか「えー!めっちゃ喧嘩してるー!?」とか、そういう、多分台本にある台詞なんだろうけどすごく自然に、ぽろっと溢れたように言う言葉が端々にあって、それがなんだかケンスケが今目の前でで生きていることを感じさせられて、余計に愛しさを爆発させました。ここまで読んでわかるかも知れないけれど、私はケンスケに対してジャニヲタでいうところの所謂「本気愛」を拗らせはじめています。業が深い。
 
だって「彼女のお父さんが飲食店のチェーンをやってるから調理師の免許とればなんかうまいこといくかなって思った」って理由で調理師の専門学校通って、しかも入学してすぐ振られたのにちゃんと卒業しちゃうケンスケくんに愛しさを感じない人はいるのか!?高校の時の彼女との将来を考えて調理師を目指したケンスケくんと結婚できたらきっとしあわせだよ。もしかしたら、心のどこかでじいちゃんのお店のことがあって、決めたのかも知れないけれど。その辺は語られていないことだからわからないね。
 
どうしてもひとりを贔屓して物語を見てしまう節があるのでケンスケに偏った感想になってしまうけれど、登場人物達みんなみんな魅力的で、だからこそみんなが納得のいく物語の結末になって、本当によかった。この物語だったから観劇後にあれだけの幸福感と満足感に満ち溢れていたんだと思うし、安心して観られるって大切だなあと、そう思えた舞台でした。
 
そんなこんなで、舞台のうえで生きようとする玉城裕規というその人のことが、ほんの少し前から好きだったことを自覚したというのと、舞台カレーライフに大満足したお話でした。
 
ーー「カレーライスを作るとき、無闇やたらと幸せな気分になることがある。」
 
今度、泡盛入りラフテーカレー(http://housefoods.jp/recipe/rcp_00013251.html)作ろうと思います。